カラムシから布をつくろうのようす1

7月19日(土)に当館の古代の畑と実習室にて、当館ボランティアからむしグループのみなさんを講師として、17名のみなさんで、カラムシ(苧)の繊維取りを行いました。
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■ 材料のカラムシを切る

 当館の古代の畑でなるべくまっすぐで、枝分かれのしていないカラムシを切り出します。

   

■ 表皮をむく

 葉を取ってよく水洗いして少し水に浸した後、一番外側の表皮をむいていきます。この部分にある繊維が糸の材料となります。

   

■ 苧引き(おひき)1

 表皮には、繊維の他に緑色の肉質の部分が残っています。これを板の上にのせて、金属板:オヒキガネ(今回はパン生地カッターを使用)でそぎ落としていきます。

   

■ 苧引き2

 なかなか、切らずに繊維だけを取り出すことはむずかしいですが、上手な方は半透明の繊維を残してうまくそぎ落としています。

   

■ 苧引きを終えた繊維

 肉質をそぎ落とした表皮の繊維です。これをよく陰干しして、次回は糸につむいでいきます。