ワークショップ「象嵌ってなんだ?」のようす

8月24日(土)に当館の実習室にて、30名のみなさんで象嵌のキーホルダーを作ってみました。当日は、当館の展示物の復元製作を手がけた復元研究グループのみなさんにご指導いただきました。

1 材料と道具
材料は、銅板と銀線、キーホルダーの部品です。道具はハンマー・タガネ・ヤスリ・ヤニ台・腐食薬品等です。
2 下絵を描く
今回は、星座の北斗七星・カシオペア座・オリオン座・サソリ座の4つから選択し、マジックで銅板に描いていきます。
3 溝を彫る
星の部分をドリルで穴を開けてから、ヤニ台に銅板を固定し、タガネを使って溝を彫ります。

4 溝に銀線を入れる
溝が仕上がったらタガネで銀線を入れていきます。

5 星に銀線を入れる
金床でハンマーを使って星の部分に銀線を入れます。
6 ヤスリで削る
ヤスリで表面を削り、平滑に仕上げます。
7 腐食させて色を付ける
重曹で不純物を洗ってから、梅酢、硫黄溶液につけて銅板を腐食させて色を付けます。
8 完 成
ラッカーを塗り、キーボルダーの部品をつけて完成です。腐食させた銅板と銀象嵌のコントラストがきれいな作品に仕上がりました。