上吉田遺跡(会津若松市) 位置はこちら(遺跡データベースへ)

■概  要
 会津盆地内に位置する奈良・平安時代の遺跡で、掘立柱建物跡11棟と土坑34基のほかに、9世紀から10世紀にかけて流れていたと思われる河川の流路跡が見つかっています。流路跡からは多量の墨書土器や煤のついた土器が見つかり、いくつかのまとまりとなって発見されました。何らかの祭祀が行われたと考えられます。
 墨書土器は合計692点にのぼり、文字の種類は106種類ほどあります。多い文字は「善」(119点)、足(32点)、大(22点)、真(18点)、田足(18点)などです。
河川流路跡
   

■主な遺物(遺物写真データベースへ)
須恵器杯(「吉」の墨書)
須恵器高台杯
須恵器長頸瓶
土師器杯

■主な写真(写真データベースへ)
 ・南側からみた川跡の北半分の全景
 ・墨書土器のみつかったようす1
 ・墨書土器のみつかったようす2
 ・建物跡を完掘したようす
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