■概 要 太平洋に臨む旧新沼浦の海側に形成された砂洲に位置しており、掘立柱建物跡6棟、土坑48基、溝跡42条、製塩場1カ所がみつかっています。 遺跡の時代は19世紀の近世から近代にかけてと思われ、溝跡や土坑からは、大量の陶磁器類がみつかっています。陶磁器は、地元産の大堀相馬焼系の陶器に混じって、肥前磁器もみつかりました。建物跡は火災にあった時期もあったらしく、焼けた土とともに大量の土器が投棄された土坑もみつかり、この時期の近世陶磁器を考える上で大変貴重なものとなっています。