企画展示案内

 
<三内丸山遺跡全景(復元)>
写真提供:青森県教育庁文化財保護課
  <三内丸山遺跡出土「縄文ポシェット>
写真提供:青森県教育庁文化財保護課

指定文化財展
 「法正尻遺跡と特別史跡三内丸山遺跡」
 会期:平成26年7月19日(土)〜9月15日(月)
 会場:まほろん特別展示室(入場無料)

 <まほろんに三内丸山遺跡がやって来る!>
 平成26年度の指定文化財展は、小学校の教科書にも掲載されている三内丸山遺跡を取り上げます。日本で最も有名な縄文時代の遺跡である同遺跡の土器や石器、土偶などが、まほろんにやってきます。
 あわせて、同時代の福島県の至宝とも言うべき、法正尻遺跡出土資料も紹介します。この遺跡は耶麻郡磐梯町と猪苗代町にまたがる大きな遺跡です。磐越自動車道建設に先立ち、福島県教育委員会によって、昭和63年と平成元年の2カ年にわたって発掘調査が行われました。多数の住居跡・貯蔵庫、土器等が見つかっています。平成21年度には、出土した土器や石器等の885点が、国の重要文化財に指定されました。
 福島県の法正尻遺跡と青森県の三内丸山遺跡、南と北東北の縄文時代の資料を同時に見比べられる機会は、今回のまほろんの展示以外ありません。驚くべき縄文の世界は、一見の価値ありですよ。
 この展示に合わせて、7月19日(土)には、三内丸山遺跡の発掘調査を指揮された、青森県教育庁文化財保護課長の岡田康博氏を講師に迎えて、『特別史跡三内丸山遺跡と世界遺産』という題で、講演会を開催します。

<法正尻遺跡出土土器>

 さらに、8月2日(土)には実技講座「縄文ポシェットをつくろう」を開催します。「縄文ポシェット」とは、三内丸山遺跡から発見された、針葉樹の樹皮を網代編みという方法で編み込んだカゴのことです。まほろんでは、クラフトテープを用いて、縄文ポシェットを製作する講座になります。
 どちらも、詳細はまほろんにお問合せ下さい。




夏のまほろん

<昨年度の「まほろんカップ」の入賞者>
<「弓矢体験」のようす>

まほろんイベント「まほろん夏まつり」
 日時:平成26年7月27日(日) 10時〜15時

 「まほろん夏まつり」は、季節ごとに開催しているイベントの一つで、まほろんや文化財に対して親近感を得てもらうことを目的としています。
 その内容は、弓矢・槍投げ・火おこしの3種目を体験し、その総得点を競う「まほろんカップ」、「かき氷づくり体験」や、新メニューの「銀さがし体験」など盛りだくさんのメニューを用意して、みなさんの来館をお待ちしています。


夏休み特別体験メニュー
 小・中学校の夏休み期間にあわせて「夏休み特別体験メニュー」を7月23日(水)〜8月24日(日)にわたって開催します。その期間中は、休館日なしで連日開館します。
 「夏休み特別体験メニュー」の内容は体験広場で実施する「弓矢体験」・「やり投げ体験」、当館の一般収蔵庫内を見学し、本物の土器を触ることができる「バックヤードツアー」などを予定しています。
 お盆の帰省に際して「弓矢体験」を楽しみに来館される方が多い人気のメニューです。