■企画展示案内■
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＜人体文土器＞ |
＜狩猟文土器＞ |
指定文化財展
「ふくしまの重要文化財�勝（‥膸塹詑羂篝廖�
会期：平成24年12月22日（土）
〜平成25年２月17日（日）
会場：まほろん特別展示室（入場無料）
まほろんでは、平成15（2003）年度から国や福島県が指定した埋蔵文化財の紹介を指定文化財展「ふくしまの重要文化財」として開催しています。今回は、阿武隈川を望む台地に形成された福島市和台遺跡を展示します。この遺跡は、縄文時代中期の集落遺跡としては県内最多の竪穴住居跡が発見されており、特に縄文土器は東北地方でも特異な「人体文土器」と「狩猟文土器」が出土しています。
「人体文土器」は、粘土の貼付によって人の全身を表現している土器で、全国的にも非常に珍しいものです。最初は、儀式用の土器として利用され、後に複式炉の土器として再利用されたと考えられています。また「狩猟文土器」は、縄文人が狩りをしている様子を表現した土器のことです。中央に立体的な動物、左には弓と矢、右には人間の手足と思われる模様があり、模様の一部は赤い顔料で塗られています。
「狩猟文土器」は長らく北海道から東北北部（青森・岩手県）の縄文時代後期の初頭につくられた東北北部独自の土器であると考えられてきましたが、和台遺跡での発見で、もっと古い時代に東北北部以外の地域でつくられていたことがわかりました。この重要な発見により、「人体文土器」と「狩猟文土器」は平成17（2005）年に福島県の重要文化財に指定されています。また、和台遺跡は平成18（2006）年に国の史跡になっています。
今回は、縄文時代中期を中心として栄えた和台遺跡のムラの移り変わりについて焦点を当て、周辺地域との関連性を含めて明らかにします。
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| ＜土器さわりの様子＞ |
まほろんでは、館外体験学習事業として「おでかけまほろん」を毎年実施しています。今年度は、４月から12月までの９ヶ月間で、昨年度より２校多い、40校の学校を訪問して実施しました。
「おでかけまほろん」は、県内小中学校や特別支援教育学校を対象として、まほろん職員が土器などの考古資料や、体験学習器材を携えて学校へ出向き、臨場感のある地域の古代史やその時代の暮らし、知恵・技術に関する体験学習などについて、先生と連携して授業等を進めるプログラムです。体験学習のメニューとしては、「いろいろな土器にさわってみよう」・「火おこしに挑戦」・「勾玉づくり」・「弓矢体験」などがあります。これらのメニューを担当の先生と話し合い、授業時間にあった組み合わせをつくって実施します。
「おでかけまほろん」の募集は、毎年２月の初め頃行います。各学校を所管する市町村教育委員会を通して募集文書を配布するとともに、当館ホームページに募集案内を掲載します。申し込み方法は、募集期間内にホームページに掲載される申し込み用紙をダウンロードしていただき、必要事項をご記入のうえ、ＦＡＸで申し込んでいただきます。
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＜昨年度の冬まつりの様子 |
日時：２月１７日（日）午前１０時〜午後３時
場所：まほろん
冬のお楽しみ、「まほろん冬まつり」を行います。勾玉づくりセット抽選会に、「もみぎり」ファイヤー、昔のお菓子づくり体験（綿菓子）、時代衣装を着てみよう、などなど。
今年もたくさんのメニューを用意して、みなさんのお越しを待っています。
乞うご期待！