まほろん通信18号 1 2 3 4ページ

 研修課より  
 <考古学と関連科学「原始・古代の漆文化」の研修風景>
今回も基礎的な技術から完成度の高い復元技術を研修します。
 12月10日は、須賀川市文化センターにおいて入門考古学講座U「福島県の宝物」を行います。今回は宮内庁正倉院事務所の西川明彦先生を講師に招き、須賀川市稲古館(いねふるだて)古墳出土の鉄刀について、正倉院伝世刀と比較し、その意義についてお話いただきます。
 12月24日は、体験学習支援研修5「まいぎりづくり」を行います。火おこしの道具「まいぎり」づくりを通して文化財普及のリーダーを養成する研修です。

 10〜12月文化財研修のご案内

 野原にはリンドウの花が咲き始め、秋茜が飛び交う季節となってまいりました。知識の秋にふさわしい研修を企画しております。
 10月8日〜9日は、福島県文化センターを研修場所として体験学習支援研修4「石包丁づくり」を行います。鹿島町橲原(じさばら)の上真野川において粘板岩を採取して、礫(れき)の打ち割りから剥片(はくへん)の調整、研磨(けんま)と紐通し穴の穿孔(せんこう)に至るまでの作り方の指導方法を研修します。
 10月15日〜16日は、無形の文化財研修Tを行います。15日は無形の文化財に関する文化財保護法改正点の講義、16日には福島県民俗学会のご協力を得て、民俗行事の保存と継承をめぐる今日的課題として県内各地の事例報告を行います。
 11月19日〜20日は、時代別研究研修「縄文時代前期の土器の研究」を行います。今回は、縄文時代前期前半の花積下層式(はなづみかそうしき)から大木(だいぎ)1式期の土器を主なテーマとして行います。
 11月26日〜27日は、昨年に引き続き松本友之先生を講師に招き、土器復元研修を行います。

 
 総務管理課より  
先日、無事役目を終えて帰還(帰館)しました。なお、もう一方の弓 を射る軍団兵士は、12月23日から三重県四日市市立博物館で開催される「聖武東遊〜大化の功臣と壬申の功臣のはざまで」に貸出される予定になっており、只今ウォーミングアップ中です。

  人気の軍団兵士模型

 まほろんでは県内の遺跡から出土した遺物や記録類、展示用の模型、研究復元で製作した復元品を収蔵しています。これらは、館内における展示等で活用するほか、館外の博物館などにも貸出しを行っています。
 本年度上半期の遺物・模型の貸出し件数は10件に上りますが、その中の2件は、8〜11世紀頃の陸奥国に置かれたといわれる白河軍団に属した兵士の模型です。まほろんには陸奥国府多賀城へ赴(おもむ)く旅姿の軍団兵士と戦地で活躍する弓を射る軍団兵士の2体の模型があります。4月19日から5月29日に東北歴史博物館で開催された「古代の旅〜人とものの通るみち〜」には2体とも貸出され、旅姿の軍団兵士は同展の図録の表紙を飾っています。その後、この旅姿の軍団兵士は7月23日から9月11日に栃木県立博物館で開催された「とちぎの歴史街道〜みちの世界へ〜」にも貸出され、

 
 まほろんからのお知らせ  

      ご利用案内

開館時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日 月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は開館し,その翌日が休館)、国民の祝日の翌日(土曜日・日曜日にあたる場合は開館)
入 館 料 無料(体験学習によっては、材料費が必要な場合もあります。)
そ の 他 団体(20名以上)でご利用の場合は,事前にご予約ください。

 入館者5万人達成

 まほろんも7月15日に開館4周年を迎えました。9月4日には入館者数が15万人に到達し、15万人目の方には館長より記念品と花束が贈られました。
 今後ともまほろんをよろしくお願いいたします。 

 
まほろん通信18号 1 2 3 4ページ